2005-11-30から1日間の記事一覧

6 進化型計算の動向

進化戦略(Evolution Strategy) n次元実数空間において非線形最適化問題を解くことを目的に開発されたアルゴリズム。正規分布に従った摂動を加える(変異に相当)。組み換え演算の組み込みも可能。個体の進化を想定している。適応度を指標に確定的に次世代個体…

駆け足で読む遺伝アルゴリズムと最適化

教科書は『遺伝アルゴリズムと最適化 システム制御情報ライブラリー 17』システム制御情報学会編 三宮信夫・喜多 一・玉置 久・岩本貴司 朝倉書店 おすすめ度★★★☆☆ 遺伝アルゴリズムと最適化 作者: 三宮信夫, 玉置久, 喜多一, 岩本貴司, システム制御情報学…

5 遺伝アルゴリズム(GA)の拡張

内容 並列化 ハイブリッド化 可変長染色体 ニッチ(一定環境における生態系(複数種の混在定常状態)モデル 多目的最適化 免疫システムモデル 並列化 単純並列アプローチとして、個体ごとの処理である発生個体の適応度評価と、それらをあわせて世代単位で処理す…

遺伝的浮動

この記事の末尾

3 遺伝アルゴリズム(GA)による最適化計算(実例紹介)

GA 基本 決定変数と制約条件の決定(解空間の設定 目的関数の設定 決定変数の遺伝子的表現(エンコーディング) 遺伝子型から表現型への置換規則の設定(デコーディング) 表現型の適応度の設定(適応度は目的変数の関数として定められる) 遺伝演算子(個体数・世代…

2 遺伝アルゴリズム(GA)の基礎

最適化問題とGA 決定変数があり、それらが分布しうる範囲は基本空間のうちの部分空間についてなる制約条件を満たすときに、目的関数を最小にするようなを求めることを最適化と呼び、その解を最適解と呼ぶ。最適化には、GA以外にもさまざまな手法があるが、そ…

1 進化型計算の系譜

進化型計算の系譜。遺伝アルゴリズム(Genetic Algorithm)、進化プログラミング(Evolutionary Programming)、進化戦略(Evolution Strategy)と個別の呼び名と個別の由来を持つものが、進化型計算(Evolutionary Computation)として統一的に称される。遺伝アルゴ…

4 遺伝アルゴリズム(GA)の理論

アルゴリズム的内容 スキーマ解析 最適解の発見確率 適応度関数の自己相関(適応度関数の最適解付近での様相と最適解探索) 集団遺伝学的内容 有限個体数がもたらす遺伝的浮動 スキーマ解析 個体を発生させて進化させていくと、個体が共有する特徴に着目すると…