Infinite-alleles model



変異が起きて、遺伝子の多様性が増すことを考える。細かく考えると、あるとき、ある染色体に変異が起きてアレルが生まれ、別のときに別の染色体に変異が起きてアレルが生まれたとしたときに、この2つの新たに生まれたアレルは、同一かもしれない。しかしながら、その確率は非常に小さいであろうから、無視することとして、すべての変異が、まったく新しいアレルを生むという仮説がInfinite-alleles modelである。この仮説に基づくと、組み換えを考慮しないと、すべての見かけ上、同一のアレル(Identical by state)は発生起源が同一(Identical by descent)であることになる。