累積確率密度関数から統計量の期待値



今、最小値をmin、最大値をmaxとして持つような統計量Vがあるとする。その確率密度分布はminからmaxの範囲に定義されていて、P(v)と表されるとする。この統計量の期待値はExp=¥int_{min}^{max} v ¥times P(v) dvである。

今、部分積分の公式¥int_a^b (f(x))’ g(x) dx = ¥[f(x)g(x)¥]_a^b - ¥int_z^b f(x)(g(x))’ dxと、P(v)=(Q(v))’とを思い出せば(リンク)、Exp=¥int_{min}^{max} v ¥times P(v) dv

= ¥int_{min}^{max} v ¥times (Q(v))’dv

=¥[v ¥times Q(v)¥]_{min}^{max} - ¥int_{min}^{max}(v)’ ¥times Q(v)dv

Q(v)は累積密度関数であるから、Q(min)=0,Q(max)=1であるので

=(1¥times max -0 ¥times min) -¥int_{min}^{max} 1 ¥times Q(v)dv

と書き表せることがわかる。今、min,maxが有限であるとき、さらに、

=max -¥int_{min}^{max} Q(v)dv

となる。