30分間だけこのトピックについて考える



  • 教科書
  • 参考サイト
  • 少しかじったのは、LISPBackus Naur Form
  • 0 1 の並びを「プログラムとして読む」
  • 読むにあたっては、(たとえば)x個の数値が表す対象を定めた、コドン表のようなものが存在する(コドン表の場合には、3文字。8ビットとかにすることもある)
  • 文法には、主語や述語、目的語などの登場順序(英語の構文のS+V+O+Cのように)が意味をもつこともある(ことが多い)。格変化が多彩なサンスクリット語や(古典)ギリシャ語やロシア語などのように、登場語の順序の自由度が高く、その代わりに、語尾(などの)変化によって、その語の文中での役割を規定するタイプの言語もあるが、それでも、動詞だけがつながり続けることができないように、ある語の次にはどういったタイプの語が来るべきである、というような制約が存在する。
  • いずれにしろ、出てきた「コドン」に対して、それを、読み進めている作業のその途上で、なんであると解釈するべきであるかの決定がなされていく。したがってある「コドン」はあるときには、目的語であるとして、処理されるべきであるし、あるときには動詞として処理されるべきであると判断されるべきである。であるから、ある「コドン」には、文法上の役割ごとに複数のコドン表を作っておく、というのが1つの方法である。
  • 別法は、ある「コドン」はある1つの何かにしか対応していないような場合で、そのような場合には、登場のタイミングが不適切なときには、読み飛ばす、というのもやり方である。ただし、コンピュータソースのような場合には、こんなもったいないやり方は許されない(かった?)。真核生物の場合には、これがイントロン?(厳密には違うけれど)
  • 原核生物のように、ある塩基配列を読み枠を変えたり、読む方向を変えたりして、幾重にも用いるような仕組みもある。
  • Grammatical evolutionでは、基本的に「イントロン」なしで頭から尾へ矛盾なく読み進めるようにするのが普通(のようだ)。が、どのみち生物現象を援用するのなら、真核生物の「イントロン」や、原核生物の読み枠・読み方向バリエーションなどを組み込んだ、より複雑なGrammatical evolutionがあってもよいような気もする。
  • 逆に言えば、ある塩基配列について、コドン表が1つしかない、というのは、理由があるかもしれないけれど、どうしても1種類しか存立しえないというほどのものでもないのであるから、どこかに「けち」な生物がいれば、コドン表とそれに対応する翻訳機構を2セット以上持っているようなものがいても悪くない・・・?