『統計は難しい』

  • データがあったときに、そこに何を見るか。この点に関して複数の人の間で共有しようというのが、データの解釈・データマイニング
  • それを『統計』と言うことも。
  • 『統計は難しい』と言うとき、2つの難しさがあるのかもしれない。
    • (1)データがあって、それを読み取ることが、そもそも、難しい。誰にとっても難しい
    • (2)データがあって、それを読み取るにあたって、読み取り方を他人と共有するこつがわからないから難しい
  • (1)は仕方がない
  • (2)は、「自分と他人は違うもの」と割り切って、「共有できるのはどこか」という視点で考えるとよいのではないだろうか。「統計によってサポートされる学問(たとえば医学・生物学)」は、その内容について一定程度の理解がある人が「つるんで」行うこと。そこでは「言わなくても通じる」ことも多い。「大学院や学会など、均質な構成員での人付き合い」。他方、「サポートする側である、統計」は対象についての理解を前提としないながらも、何かしらについて、コンセンサスを得る『作法』のようなものか。「いろんな人がいる小学校の学級会でコンセンサスを得るために司会をする」ような感じ??臨床医学基礎医学との間の知恵の共有のむずかしさは、「臨床医学が、『多様度の高い』、社会というものに直結した学問」だからか?
  • このあたりの、「ほかの人」はどう考えるか、「ほかの人と共有するため」にはどうするのがコツか、というあたりに関する本をいくつか

推測統計 はじめの一歩―部分から全体像をいかに求めるか? (ブルーバックス)

推測統計 はじめの一歩―部分から全体像をいかに求めるか? (ブルーバックス)

    • この本は絶版らしい

統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀

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入門 実験計画法

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