生体のシグナル利用

  • こちらの研究内容が、こちらで紹介されていた
  • 物理シグナルを視覚シグナルにしてくれる化合物の研究
  • ヒトは視覚情報好きなので「視覚(光)」シグナル化が「嬉しい」
  • 医学応用も幅広く存在しそうな話です
  • ここでちょっと立ち止まって、「視覚シグナル」って何か、と考えてみる
  • 情報とは「いつ・どこで」起きたかを注意喚起することがもっとも基本的なものだろう
  • 光シグナルは、他のシグナル(嗅覚・味覚、聴覚、触覚)と比較して、最速(光速)であって、しかもすぐに消失し(瞬時性)、方向特定も着実(光の直進性)だ
  • これに対して、聴覚(音波)は、少し遅いけれど瞬時性は残っていて、直進性には劣るけれど、逆に、障害物があっても曲がれるので感知できる
  • 嗅覚・味覚は拡散速度程度の速さで、瞬時性に劣るし、方向性もよくないが、逆に、直進性と言うよりは、透過性(どんなに狭い隙間でも拡散可能な穴があれば情報が届く)にすぐれている。また、瞬時性に劣るとしても、濃度変化(微分)を感知することにすれば、それなりに期待できる
  • 『個体が大きい時は古典力学的に情報量の多い光(粒子的存在)』、『個体が小さい時は量子力学的(波とか)』
  • 皮膚覚は外界シグナルの感知と言う意味では、感度が低いがありとあらゆる感覚(赤外線を感じる(視覚)、風・音を感じる毛(耳も毛を使っている)、化学受容体ももちろんある)がある
  • 複数種類のシグナルを処理できるから、ある意味で「統合知覚〜脳のような」
  • 末端の脳なので、それをいわゆる脳の届ける仕組みが「末梢神経」。末梢神経のおかげで、体表の「どこ」感覚は研ぎ澄ますことができる。その「どこ」感覚を外界探査にどれくらい使うか、はまた別の話