用量反応曲線推定と格子ボルツマン法ボルツマン方程式

  • 以前、用量反応曲線推定を勉強した(こちら)
    • こちらにあるようにシグモイドカーブフィッティングの話で、いろいろな名称がある
  • こちらなどで、生物の形にみられる「複比保存」から、「複比保存数列」の推定を考えた
  • 実は、複比保存数列の推定と用量反応曲線推定は、どちらも\frac{a e^{k_1t}+b e^{k_2 t}}{c e^{k_3 t} + d e^{k_4 t}}という式を推定しているので、同じこと
  • で、その共通性に気付かずに、複比保存数列推定に対して、非線形推定のためのRANSAC法(こちら)を試したりしていた。これはべたな推定法ではなくて、部分情報から決定的にパラメタを算出し、最適解をその中から選ぶという方法で、収束問題を回避できる。なぜなら、べたに推定するのは結構面倒くさいから
  • だけれど、共通性に気付いてみれば、用量反応曲線推定のRのパッケージ drcのdrm()を使えばよいことになる
  • 実際、drm()を使えば利用者には「簡単」だけれど、推定自体は面倒くさいはずなので、どうしているのか…と調べてみると、尤度関数平面の最適値を坂道登りで探しているだけのよう…格子ボルツマン法というのを使っており、(それはdrm(response ~ dose, fct=L.4())などとやっているところのL.4()関数が格子ボルツマン法を読んでいるから)
library(drc)
help(L.4)
  • 格子ボルツマン法というのはナビエ-ストークスとか非線形の典型のような反応式のために作られてきた方法らしい(こちら)
  • では、格子ボルツマン法とは…