駆け足で眺める、アメリカ人類遺伝学会@サンディエゴ

  • 全部で3103ポスターが登録されていましたが、そのうち、
  • バイオインフォマティクスに分類されたものが360、統計解析に分類されたものが447、あり、併せて、807題、全体の26%に上りました。
  • 昨年までの集計をしていないので、正確なことは言えませんが、数年前に比べると、比率が大きくなっているのは確かだと思います。
  • そんな「存在感」をましつつある、計算機・解析系ですが、学会全体でのプレゼンスと言う意味では、やはり弱めなのは、この学会が考えている「発見されるべき真実」が、いわゆる「単一遺伝子疾患」に見られるような、明快な「原因」であるからなのでしょう。
  • そんな目で見ると、たくさんある計算機系・解析系の発表も、大きく分けて2つに分けられそうです。
    • (1)大規模化するデータから、いかに、「明快な原因としての因子」を同定するかに向けた次のアクションをサジェスチョンするための情報提供手法(『たくさんあるけど、どれを狙えばいい?』という問いへのこたえ)
    • (2)「明快な原因としての因子」ではなく、あまたある遺伝因子・バイオマーカーの間にある相互関係と、表現型とそれらとの関係を、複雑なままに、遺伝学コミュニティで共有するための技法の提供(視覚化・次元削減などが主体)
  • 薀蓄はそれくらいにして、大まかにまとめると