忘れる

  • 忘れられる権利の尊重と言うことでグーグルが削除したとのニュースがありました(こちらたぶん、じきにリンク切れ)
  • 忘れるという機構は、生物の仕組みの中では逆積極的な機構という印象がありますが、本当にそうなのでしょうか
  • うまく忘れることが必要なメカニズムは精神・免疫など重要そうです
  • 統計処理でもうまく忘れる技術は重要そうです。平滑化とかはその一種なのでしょうが、なにか、もっと…
  • それがなんなのか、少し考えてみたいです
    • 忘れる、というのは、いったん記録(記憶)され、何かしらの役割を果たしたていたものが、役割を果たせなくなること、としましょうか。役割を果たす、というのを「活用する」と言い換えることには、問題はなさそうなので、そう言い換えておきます。もしかしたら、問題があるかもしれませんが、今は、そうすることにします
    • そうすると、記録がなくなることと、記録の活用がうまくいかなくなることの2つのタイプの忘れ方が考えられます
    • 記録がなくなることにも、「物理的」にいくつかのやり方がありそうです
      • 『記録』を実現している物質をそれごと壊してしまうこと
      • 『記録』の上に『別の記録』を書いてしまうこと
      • 『記録』の上に『記録ではない、何か』を書いてしまうこと
        • そうすると『記録ではない、何か』というものの定義が必要ですが、これが、『記録としては役に立たない情報〜乱雑』になるのでしょう
    • 記録の活用がうまくいかなくなることには、どんなものがあるでしょうか
      • 『記録』を活用するには、『記録置き場』への道の問題、記録という総合的なものへの道はあるけれど、その道が『混線』するという2つは、少なくとも考えられます。
        • 『道』の物理的消失
        • 『道』を別の「記録」への道に付け替える
        • 『道』を道ではない何かに替える
        • 『道』を道たらしめる情報センターの『記録』がなくなること(→記録がなくなること、での諸方法に対応づく)
  • 考え方としては、計算機のハードディスク自体の破損や上書き、ランダム上書きによる消去などに対応づく話でしょうか
  • 上の考え方は「計算機」寄りになっているので、それ以外を列挙できていない可能性が低くないことは留意
  • じゃあ、「積極的」な忘れ方は、「物理的破壊・上書き・ランダム上書き」を能動的に行うこと
  • 統計処理での「忘れ」の活用は、「レコード」があったけれど、「消す」こと。「存在していたことは覚えたまま」、そのレコードをランダムにすること、意味のあるレコードに書き換えること」「連結線を消すこと」「連結線を変えること」など…