2005-11-17から1日間の記事一覧

形質の表現

量的形質(Quantitative) 2分形質(Dichotomous)・悉無的形質(All-or-none)・離散的形質(Categorical)

分離比(Segregation ratio)解析

分離比(Segregation ratio) 遺伝性形質が観測される家系における患児の比率のこと。常染色体劣性遺伝形質の場合には となる 遺伝様式不明な形質において分離比を解析するということ その意味 非メンデル遺伝形質における、多遺伝子性・少数遺伝子性の弁別、…

罹患同胞危険率と遺伝率と発症率

疾患の家族集積性の調査により、集団での発症率・・遺伝率とが得られる。それらの関係には次のようなことが言える。 遺伝率が高いほども高い 同胞間では、遺伝因子の同一性が なので、単一遺伝氏病の場合には、遺伝率が1となるが、因子数が1よりも大きいと…

多因子閾値

多因子遺伝形質は、量的連続分布を示す 多くの形質は、不連続形質(ケースかコントロールか)である 遺伝因子レベルでは多因子であるものが、形質レベルでは不連続形質であるときに、遺伝因子が作る連続分布に閾値があって、その上下で形質が決定されるとする…

遺伝率(heritability)

多因子遺伝形質の遺伝要因の度合いの指標 集団中の形質の分布は、遺伝要因と環境要因との影響の合算である したがって、形質の分布は、遺伝要因がもたらす形質の分布と環境要因がもたらす形質の分布とに分けられる 今、多因子遺伝形質が上記のような正規分布…

多因子遺伝形質(Polygenic)

複数のローカスが関与する 複数のローカスのアレルがランダムメイティングしているとき、かつ、ローカスが相互に独立なとき 複数ローカス複合ジェノタイプは『極端(多重ホモ)』が少ない、正規分布化を示す ジェノタイプとフェノタイプは『平均へ回帰する』 …

λ(ラムダ)

疾患の家族内集積の度合いの指標 疾患が遺伝性を有することの必要条件は、その疾患が家族内集積性を有することである 家族集積性があっても環境要因による場合もあるので、必要十分条件ではない 患者を有する家系における罹患危険率と、一般集団の罹患危険率…