実行手順



  1. jarファイルからアプリケーションを起動(ファイルのダブルクリック)する
  2. "Menu"ウィンドウ
    • 3つのボタン
      • 第1ボタン
        • Wight Fisherモデルに基づくシミュレーションを実行するボタン
          • 実行に際し、パラメタを指定するための"Input parameters"ウィンドウが立ち上がる
      • 第2ボタン
        • Wight Fisherモデルに基づき、シミュレーションを小規模に行い、その結果をVGJアプリケーションにて表示する
      • 第3ボタン
        • アプリケーション終了ボタン
  3. "Input parameters"ウィンドウ
    • 8つの入力値と1つのシミュレーション開始ボタン
      • DNA長(塩基数)
        • 対象領域の長さを塩基数(自然数)で入力
      • 始祖世代人数
        • スタート時の均一集団人数
          • バージョンでは、人口は増減しない設定をとっている
      • 1cMに相当する塩基数
        • 1センチモルガン(cM)に相当するDNA長を塩基数(自然数)で入力。ヒトゲノムでは1000000(1Mb)超が平均とされている
        • バージョンでは全範囲で組換え頻度は均一であると設定している
      • シミュレーションする世代数
      • 変異率(0から1)
        • 1世代あたり、解析対象範囲あたりにおきる塩基置換の頻度として0-1の有理数を指定する。通常、1世代あたり1Mb長の範囲に1-10 回程度起きるとされるが、このシミュレーションでは1世代あたり、1解析領域に0回か1回の置換が起きるものとする
          • 今、1Mb領域について、50人(100本の染色体)に対して、この値を0.01と指定すると、1¥times100¥times0.01=1=1万個の変異が1世代で起きることになる
          • 今、1Mb領域について、50人(100本の染色体)に対して、1世代あたり、平均1個の変異を発生させようとした場合、¥frac{1}{10^6¥times100}を指定することとなる
      • 組換え率
        • 1センチモルガン相当のDNA長において、1世代あたりの組換え回数として指定。1センチモルガンは、1世代あたり平均0.01回の組換えが起きる距離であるから、0.01が適当な値となる。ただし、作成したいハプロタイプの多型度などに応じて、変化させることはできる。Physical length of 1cM(nt)への入力値と合わせて調節する
        • 0より大の有理数を指定する。1より大でも構わない
      • ハプロタイプ頻度の表示閾値(0から1)
        • 出力ファイル(テキストデータ・画像表示用データ)は、全染色体・全ハプロタイプについて行う場合と、稀なハプロタイプを出力しない場合の2通りを並列で出力する。その際に出力を省略するハプロタイプの頻度の上限値を指定する。1%以下のハプロタイプを省略する場合には0.01を入力する。入力値は、0-1
      • 出力ファイル指定
        • 複数の出力ファイルが一括して1つのディレクトリ内に出力される。参照ボタンから出力先を選び、出力ファイルの接頭語となる文字列を入力する。
      • 適用して実行ボタン
        • パラメタを適用して実行開始(Controllerウィンドウが開き、開始・保留・再開・中止が促されます)
  4. "Controller"ウィンドウ
    • "Start & Restart"ボタンで開始
    • "Hold"ボタンで一時停止(絵ファイル以外は途中までの出力を確認可能)
    • "Start & Restart"ボタンでプロセス再開
    • "Exit"ボタンで途中終了
      • 途中終了すると、その時点までの出力が得られる