射影幾何の図



幾何アプリケーションシンデレラで射影幾何の参考図を描く。リンクはこちら

ブログに提示している参照図は、3次元空間の3軸(x、y、z)について、原点から3軸すべてについて正の方向にある、8分の1象限についての図である。これを、3軸のそれぞれについて、正・負の両方の無限遠点を考慮すると、xの正負の無限遠点が2つ。yについても2つ、zについても2つの計6つの点が無限遠点としてとれる。その内部には、参照図のように、立方体がひしゃげた形が、8個の象限のそれぞれに作れる。この8個の立方体はユークリッド座標で描けば、8個合わさって1つの立方体を形作るのであるが、射影座標では、それぞれの8象限で異なる方向にひしゃげるので、(0,0,1),(0,0,-1),(0,1,0),(0,-1,0),(1,0,0),(-1,0,0)の6点がとんがった24面体が出来上がる。複素同次座標を用いて厳密な作図ができるシンデレラで、その作図が確かに正しくできるかどうかを8象限のうち3象限について行って描いた図がこちら。ウェブ・インターラクティブに表示できると少しは理解しやすい図にできるのだが・・・。ただし、x軸の正負の無限遠点はこの図では異なるが同一の点であることになっている。

各象限には、3つの無限遠点によって囲まれた三角形が出来上がるが、これは3軸ベクトルが定めるある方向の無限遠の集まりである。したがって、無限遠点は、8つの三角形が張り合わされた8面体を形成する。

本当は、無限遠も有限世界も球で表せばよいのだが、それだとわかりにくいので。

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