(2)確率的考え方が同じ フェノタイプと鑑別診断

  • 確率的なこと
  • 事前確率
    • 鑑別診断では、診断上の情報が与えられる前から、「ありそうな診断」と「ありそうもない診断」とがある
    • フェノタイプにジェノタイプが影響を与える与え方にも「ありそうなもの」と「ありそうでないもの」とがある
    • どちらも、これまでに得られた「事前知識」を必要とする
  • 確率分布で考える
    • 確率で考えるとき、すべての場合を網羅すると尽くされる
    • 不明な部分も「ナイーブに不明」にしないで、「不明ななり」に、「そこを限定する」、「そこにも確率を与えて」論理を進める
    • つまみ食い的に列挙しても、うまく行かない
    • What How Verb/adjective で明快に書く
    • Whatは集合の構成要素(未だに要素化されていないものを考慮する)
    • Howも集合の構成要素(未だに要素化されていないものを考慮する)
    • Verb/adjectiveでは、
      • 「●ではある」なら、その補は「●ではない」、「大きい」なら「小さい」のように、カテゴリ的に考えるものは、集合の全体を作る
      • 量的にとらえるものならば、値の範囲を定めたり、閾値を考えたりする
  • 論理の進め方
    • 鑑別診断のリスト・フェノタイプのリスト
    • その事前確率
    • 情報を得て、事後確率を得る
    • 事後確率を得たら、より「診断」「フェノタイプ-ジェノタイプ関係」の推定精度を上げるために、得られるとためになる情報(事後確率を変える力の強さで)が何かを考える
    • そのうえで、その情報の入手しやすさを考える
    • 情報の価値と情報の入手しやすさとから、入手するべき情報を決めて、入手する
    • 入手した情報を使って事後確率を変える
    • 以下、行動ができるまで繰り返す