『統計は難しい』
- データがあったときに、そこに何を見るか。この点に関して複数の人の間で共有しようというのが、データの解釈・データマイニング。
- それを『統計』と言うことも。
- 『統計は難しい』と言うとき、2つの難しさがあるのかもしれない。
- (1)データがあって、それを読み取ることが、そもそも、難しい。誰にとっても難しい
- (2)データがあって、それを読み取るにあたって、読み取り方を他人と共有するこつがわからないから難しい
- (1)は仕方がない
- (2)は、「自分と他人は違うもの」と割り切って、「共有できるのはどこか」という視点で考えるとよいのではないだろうか。「統計によってサポートされる学問(たとえば医学・生物学)」は、その内容について一定程度の理解がある人が「つるんで」行うこと。そこでは「言わなくても通じる」ことも多い。「大学院や学会など、均質な構成員での人付き合い」。他方、「サポートする側である、統計」は対象についての理解を前提としないながらも、何かしらについて、コンセンサスを得る『作法』のようなものか。「いろんな人がいる小学校の学級会でコンセンサスを得るために司会をする」ような感じ??臨床医学と基礎医学との間の知恵の共有のむずかしさは、「臨床医学が、『多様度の高い』、社会というものに直結した学問」だからか?
- このあたりの、「ほかの人」はどう考えるか、「ほかの人と共有するため」にはどうするのがコツか、というあたりに関する本をいくつか
推測統計 はじめの一歩―部分から全体像をいかに求めるか? (ブルーバックス)
- 作者: 清水誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/03
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 96回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
-
- この本は絶版らしい
- 作者: デイヴィッドサルツブルグ,David S. Salsburg,竹内惠行,熊谷悦生
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: 単行本
- 購入: 28人 クリック: 366回
- この商品を含むブログ (90件) を見る
-
- (こちら)に目次など
- 作者: 永田靖
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 160回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
-
- (こちら)に目次など