2012-01-09 医学上の免責・学問上の免責 リテラシー Wikipediaには免責事項を書いたページがある(こちら) 以下の構成になっている 免責事項全般(免責に関する一般事項) リスクに関する免責事項 医療に関する免責事項 法律に関する免責事項 内容に関する免責事項 医療に関する免責事項には、「医療関係者からの情報を信じろ」と言った趣旨のことが書いてある 医療関係者の情報提供は「免責」されない、ことの裏返し 医学書の情報提供は「免責」されない、ということでよいのだろうか 医療に関して法的資格を有する個人の著作の場合「医学博士(医師とは限らない)」と明かした上での著作と「医師」と明かした上での著作に、この違いは生じるのだろうか 学問としての免責はどうか ピアレビューという制度は、論文の掲載にあたって、その内容を担保する仕組みだが、結果として事実ではないことが掲載されることも多い Wikipediaが知識体系であるとき、その内容の真贋については、「Wikipedia特有の自由記載」だから問題になるのか、そもそも「知識」は絶対ではないというもっと根本的な理由を盾にとって免責するのがよいのか 有料の百科事典も「免責」宣言をしなくてよいのか すべての書籍を含めた情報提供は「免責」宣言をした方がよいのではないか