2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

疾患のモデル化3

ポアッソン分布の分解

さて、炎症性関節総数がポアッソン分布に従うときに、右と左の炎症性関節数はどんな分布になるのだろうか それに進む前に、多変量ポアッソン分布についてリンクを張っておく。多変量正規分布があるように、複数の軸について、それぞれポアッソン分布に従うよ…

どこで区切りたいのか(診断基準をデータ処理的に一般化する)

(昨日)は、関節リウマチの多関節炎・対称性関節炎という特徴が、相互にどういう関係にあるかということをとっかかりに、ポアッソン分布を少しいじった 少し進めてみるとともに、一般化することとする ある個人tは関節リウマチという病的全身状態にある 右と…

疾患のモデル化2

モデル

GEEの記事を書いている(昨日) GEEの基礎には、一般化線形回帰を用いる 一般化線形回帰についてはこちらを 一般化線形回帰では、興味ある事象が、0か1かでもよいし、正規分布でもよいし、ポアッソン分布でもよい 興味ある事象(形質とそのフェノタイプ)の分…

疾患のモデル化

GEEは一般化線形回帰の発展形

R GEE

昨日の続き GEEは多変量回帰 回帰で用いる分布は、一般化線形回帰を用いることで正規分布のみならず、指定する分布を用いることができる gee()では、それはfamilyという引数で指定する その引数指定はgml() (一般化線形回帰関数)の場合と同じ なぜなら、gee…

順序のあるカテゴリカルデータ

R GEE

関連記事はこちら Quasi-likelihood 参考PDFはこちら こちらも参考 Marginalized multilevel modelがGEEの話しでは出てくる Wikiはこちら このWikiを見るに、こういうこと ある「平均となる値」が一つあって、それに単変量正規分布に従うぶれを考える その正…

PBL(Project-Based Learning)

医学における数理統計リテラシーについてここに書いた 各論に対峙する力をつけることが目標 PBLなるものもある(新聞記事(そのうちリンクが切れるけれども)、Wiki) 言ってみれば、現代版「産婆術(問答法)(Wiki)」ってことでしょうか(細かく言い始めると違うと…