感度

判定条件の検討

スクリーニングという方法がある 「完璧」はありえない 感度を立てれば特異度を失う、そしてその逆も 量的検査値でこれを考えるときにはrocカーブが使える スクリーニングのときには、スクリーニング方法・条件をパラメタ化して、それに応じて感度特異度が出…

あれか、これか、と感度・特異度

あれか、これか、型の検査や情報というものを考える 「吐物の色が赤か茶色か」 「アレルがAかaか」 「光学異性体のD体かL体か」など その前に、検査学の復習をしておこう ある疾患の検査前事前確率がpであり、ある検査があって、その感度がu、特異度がv であ…

疾患が一様でないとき

関節リウマチを例に取ろう 以下の議論は「RF(+)リウマチとRF(-)リウマチ」という2種類のリウマチがあるので、厳密には、「診断確定のための検査」とは議論が異なるのだが、そのことはまた別の機会に書くとして。(気になる場合には、何かほかの検査なり情報…

カットオフ

こちらの企画 親子鑑定 親子かそうじゃないか(親子ではなくて、『ただの関係』) 尤度の比をとる ルール・インする尤度比の基準がある ルール・アウトする尤度比の基準がある 尤度比検定 パラメタがあって、仮説がパラメタで表現されている 仮説ごとに尤度が…

診断基準の項目数と必要項目数

こちらから 診断基準というものを使って、診断することがある もっとも単純には、N個の項目を立て、そのうちn項目が陽性ならば、その疾患であると診断しよう、というようなものである ここで、さらなる単純化をして、N項目について、「真に疾患であるときの…

ACCE (Analytic validity, Clinical validity, Clinical utility and associated Ethical, legal and social implications) project by CDC(USA)

臨床的妥当性(Clinical validity)という概念 ACCE 文献:Beyond odds ratios --- communicating disease risk based on genetic profiles. P Kraft et al. nat reviews genet 10:264-268 2009