2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

電子書籍で振り返る1年

今年は、資料を電子ファイル化して保全することに取り組みました。 基本的にはRmd形式のテキストファイルで作り、そこからhtml化し、epub化して、kindleに保管をしてもらう、という形です。 Rmdからhtml/epub化することを覚えれば無料で入手できます。 kindl…

電子書籍で振り返る1年

四元数とそのフーリエ変換

こちらのメモをepub化して、散逸しないようにしておく Rmdファイル(Rmdファイルのhtml化・epub化のやり方はこちら) 四元数とそのフーリエ変換作者: ryamada発売日: 2014/12/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る --- title: "四元数とその…

四元数とそのフーリエ変換

メモ

# 法数学勉強会 #### 京都大学大学院医学研究科統計遺伝学分野 山田 亮 ## はじめに この文書は京都大学医学部法医学講座にて2010年から始まった法数学勉強会で提供した話題をまとめたものです。 同勉強会はDNA多型を用いた個人識別を取り巻く話題の数学的側…

Shinyでインターラクティブ文書を作る

Rstudioを最新版に更新したら、Shiny形式での文書作成というのがあることがわかった 二次元空間に2タイプが分布しているときに、kNN法によって境界を決めるという課題に取り組む機会があったが、その課題ではkの値を変えると、境界が変化した。そのkの変化…

Shinyでインターラクティブ文書を作る

ケースだけで解析SCCS

Self-controlled case series(SCCS) ワクチン接種による副作用、薬による副作用などは、頻度が低いこともあり、市販後に顕在化する可能性がある 市販後ということはケース・コントロールスタディではないわけで、ケースだけで接種・投与と副作用発現とに関係…

四元数畳み込み〜3原色の変換

こちらで四元数フーリエ変換を勉強している フーリエ変換ではなくて、フィルタをかけて畳み込んでみる 黒が目立つ方が原図、そうでない方が畳み込んだ図 原図は平面上に複素数値を与える関数を作って、複素数を三原色に対応させて描いたもの これにを左から…

四元数畳み込み〜3原色の変換

駆け足で読む『Nature Reviews Genetics』2014

今年も残すところわずかとなりました レビュー誌で振り返ってみます。まずは概観 まず12月号 Unravelling the genomic targets of small molecules using high-throughput sequencing Deep-Sequencingによって、DNA・染色体の化学修飾状態( ChIP–seq (chroma…

コードする 3 Quaternion Fourier Transforms ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

コードするとしたら、四元数をsimplex/perplexという直交する2つの複素数で分けて、それぞれに、普通のフーリエ変換のコードを利用するのが「吉」。なぜなら、普通の高速フーリエ変換のアルゴリズムはとても速いから それがうまくいっていることを、ベタに…

2 Geometric Applications ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

3Dでは純虚部分を空間3次元に、4Dでは実+虚4成分を4次元に対応させる。 3D 反転 原点から法線ベクトルを定め、その面での反転は、単位法線ベクトルnと3次元の点pを実成分0の四元数で表したうえで、という簡単な計算 n.pt <-5000 # 単位球面を作ってから、…

4 Signal and Image Processing ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

畳み込み こちらに畳み込みのコード たとえば2次元カラー画像があって、各ピクセルにRGBカラー3次元情報があるとする これを純虚四元数で表す そこに、フィルタをかぶせて畳み込む そのフィルタは2次元(小)行列になるけれど、その要素を四元数とすること…

3 Quaternion Fourier Transforms ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

普通のフーリエ変換では、と表せて、純虚数が用いられる 四元数フーリエ変換ではの代わりに、単位純虚四元数が用いられる。純虚四元数はいろいろなものが取れてしまうわけであるので、一意には決まらない 今、ある四元数関数をsimplex/perplex分解()すれば、…

1 Quaternion Algebra ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

Rのonionパッケージを使って、実際の処理などをなぞることとする(onionパッケージのごく基礎) 四元数 基本 library(onion) a <- runif(4) q <- a[1] * H1 + a[2] * Hi + a[3] * Hj + a[4] * Hk q. <- a[1] * 1 + a[2] * 1i + a[3] *Hj + a[4] * Hk # これで…

Introduction ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

以前からあるフーリエ変換と四元数を合わせた手法 フーリエ フーリエ級数は連続周期関数を三角関数の和として表す フーリエ積分・フーリエ変換は(必ずしも周期性ではない)時間に関する連続関数を周波数の関数に変換したりその逆をしたりする 離散フーリエ変…

ぱらぱらめくる『Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing』

Quaternion Fourier Transforms for Signal and Image Processing (Focus Series)作者: Todd A. Ell,Nicolas Le Bihan,Stephen J. Sangwine出版社/メーカー: Wiley-ISTE発売日: 2014/06/23メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る 目次 0 Introduc…

3次元図形についてのちょっとしたメモ

昨日の記事の続き 球面調和関数の和で表す ルジャンドル多項式というのがある の特異点を持つ多項式群である。ある微分方程式の解を構成する この多項式は,という漸化式であることが知られているので、これを使って、ルジャンドル多項式の係数を出す関数を作…

3次元図形についてのちょっとしたメモ〜2

3次元図形についてのちょっとしたメモ

内頚動脈走行などのfda 3D画像の関数表現のオーバービュー 球・楕球・直方体をパラメタ表示する superquadrics 極座標表示をしつつ、三角関数のべき乗を使うことで球から直方体へとパラメタ変化させる #superquadrics x0 <- y0 <- z0 <- 0 a1 <- 2 a2 <- 3 a…

多次元図形

多次元多様体を経時撮影するデータをシミュレーションしたい まず、球とそれの連続変形体を作るとしよう 一つの作り方は、球をその法線方向に伸び縮みさせる関数を周期関数を用いて滑らかに作ることにする。3次元の例 # 極座標化する my.sp.coords <- functi…