法医学

法医学でNGS

いくつかの論文をメモ。検索基準は"NGS","DNA identification","forensic" 子の親が一卵性双生児。どちらが父親?→Finding the needle in the haystack: Differentiating ‘‘identical’’ twins in paternity testing and forensics by ultra-deep next genera…

Preface駆け足で読む『Bayesian Networks and Probabilistic Inference in Forensic Science』

何がこの本の動機か、と言えば、以下の質問に答えること 原因の集合と科学的証拠の集合との関係はいかなるものか。ただし、通常、原因は観察することができず、科学的証拠は観察できるものである。 1つまたは複数の判断すべき命題があったときに、それに関…

駆け足で読む『Bayesian Networks and Probabilistic Inference in Forensic Science』

Bayesian Networks and Probabilistic Inference in Forensic Science (Statistics in Practice)作者: Franco Taroni,Colin Aitken,Paolo Garbolino,Alex Biedermann出版社/メーカー: Wiley発売日: 2006/04/07メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを…

カットオフ

こちらの企画 親子鑑定 親子かそうじゃないか(親子ではなくて、『ただの関係』) 尤度の比をとる ルール・インする尤度比の基準がある ルール・アウトする尤度比の基準がある 尤度比検定 パラメタがあって、仮説がパラメタで表現されている 仮説ごとに尤度が…

無性生殖集団の親子鑑定

倍々で増える無性生殖生物集団を考える すべての個体は不死であって、増殖を続けると仮定する DNA配列はポアッソン乱数で変異が入る Infinite modelを仮定し、変異は必ず新規なものとする グラフオブジェクトに納めることで グラフ上の距離(パスの長さ)が…

尤度計算に用いるアレル頻度

IdentifilerというDNA鑑定キットがある 15個のSTRマーカーを使う それの日本人のアレル頻度に関しては、J Forensic Sci. 50(3): 718-719の報告がある。ちなみにSTR頻度に関してこちらのサイトもある 日本人2700ハプロイド(1350人)の情報である これから、…

駆け足で読む『Chapter 43 Forensics in Handbook of Statistical Genetics』

43章 Handbook of Statistical Genetics作者: David J. Balding,Martin Bishop,Chris Cannings出版社/メーカー: Wiley-Interscience発売日: 2007/10/01メディア: ハードカバー クリック: 16回この商品を含むブログ (5件) を見る イントロダクション DNA配列…