Multiallelic D’



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D’は、2つのSNPが作る4ハプロタイプの頻度のばらつき具合を表す数字で、 1がばらばら、0が均質、です(h1*h4-h2*h3)が0なら、ゼロ、これが大きい方 の極端なら1、です。 multiallelic D'も基本的には、0が「均質」1が「偏り」です。 今、1つ目のブロックに5つのハプロタイプがあり、2つ目のブロックに2つの ハプロタイプがあるとします。 もし、1つめのブロックに2つしかハプロタイプがなければ、1つめのブロック も2つめのブロックも2つずつのハプロタイプしかありませんから、 multiallelic D'は普通のD’と同じになります。 ですが、今、1つめのブロックには、2つのハプロタイプの代わりに5つのハプ ロタイプがありますから、ちょっと工夫が必要で 1つ目のブロックの5つのハプロタイプを、1個とそれ以外に分けてやります。そ うすると2つのブロックはそれぞれ2ハプロタイプのブロック同士に見なせるの で、普通のD’が定義できます。 このようにして、2つのブロックの間に仮に2ハプロタイプー2ハプロタイプの 組を作ってやって、それぞれのすべてについて、普通のD’を計算してやります。 それらを全部合せて、2ブロック間の関係を出したいわけです。 全部を足して、割ってやってもいいのですが、それだと、頻度が高いタイプの力 と頻度の低いタイプの力を平等に扱うことになって、不公平な感じもします。で すので、そこのところを、頻度が高いものは重く、低いものは軽くして、平均を とった(加重平均)ものがmultiallelic D'です。