Am J Hum Genet 80 502-509 (2007)
Gene-Expression Variation Within and Among Human Populations.
JD Storey et al.
体系的遺伝子発現データを民族別に区別しても、個人間のばらつきの方が民族間のばらつきより大きいという話。
個人的感想
『民族の形質の違いの中には比較的定性的・定量的に確実なものがあり、それらの中には、遺伝子(群)の定常状態の発現レベルに差と密接に関係していそうなものもある。それにもかかわらず、遺伝子の発現量は、民族間のばらつきより個人間のばらつきの方が大きいということは、どういうことだろうか?単一遺伝子発現量には帰せられない形質が多いということか?ましてや、非定常状態の現象である疾病のリスクとなると、病的状態での発現量と非病的定常状態での発現量とのどちらと関連しているのか、発現解析のようなタイムフレームでの実験で捉えうるような粗大なデータとの関連が取れるのか、というあたりに懐疑的になる』
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