システム・ワクチノロジー
- ワクチンによる対 病原微生物 戦略は、衛生、抗生物質と並ぶ三大対策の一つ
- ワクチンの効用の背景には未解明なことが多い
- ワクチンを打って、身体が反応して、免疫力を獲得するってどういうこと?というのをシステムバイオロジー的に解明してみよう、というのがシステム・ワクチノロジー system vaccinology
- System vaccinolotyの表題とともにワクチン接種後の体系的発現解析についてレビューしたもの
- 黄熱病ワクチンに関する論文
- 黄熱病ワクチンはよく効くことで有名なワクチン
- 少人数に打って、接種後 0,1,3,7,21日後の変化を複数の観察項目により評価
- 観察項目
- 血中サイトカイン
- 血球FACSによる画分変化
- PBMCのトランスクリプトーム
- それをGeneセットアナリシス
- 血中中和抗体価
- System vaccinologyの背景を以下に整理
- 感染性微生物に対する免疫の成立に関する知見の現況
- 感染性微生物ごとに、自然免疫・適応免疫のどれがどんな感じで動くかについての大まかなこと
- ワクチン接種に対する反応性
- ワクチン種別での反応性分類
- Live (attenuated) ワクチン
- 不活化ワクチン(もれなくアジュバント入り)
- 獲得した免疫状態について
- 中和抗体の存在
- Tセルレベルの獲得免疫
- ワクチン種別での反応性分類
- これらを解明するための道具立て
- 登場する役者の大分類
- 自然免疫:
- Pattern-recognition receptors(PRRs; incl.Toll-like recestors,C-type lectin-like receptors,cytosolic Nod-like receptors, cytosolic RIG-I-like receptors),Dendritic cells and their subsets
- 自然免疫:
- 適応免疫:
- T、ヘルパーT(TH1,TH2,TH17,Follicular helper T)、メモリTとその亜分類
- B、メモリB
- 登場する役者の大分類
- 感染性微生物に対する免疫の成立に関する知見の現況