たくさんであることを利用する(HWE・集団構造化・FDR)〜オミックス統計学入門2014

  • 集団構造化・民族差・HWEはゲノム疫学データの読み取りに必要になる知識だが、オッズ比の解釈等とはちょっと違って、論文を読む限り、査読の段階できちんとやっていてくれれば、読者はスルーしても(おおまかには)大丈夫
  • それとは違って大量に対立仮説=真となっている場合の解釈は、いわゆるp値とオッズ比とでの判断とは違うので、それを使うことがベースになる、非ゲノム疫学であるオミックス系は、そこをしっかりやった上でのデータ解釈が必要
  • 集団構造化による統計量インフレ、それを確かめるためのHWEは、マルチプルテスティングの枠組みと絡めて、意味合いを説明することも可能
  • FDRはマルチプルテスティングの枠での説明をするのが普通
  • と、こういる理由から、ゲノム関連である集団構造化・民族差・HWEは、トランスクリプトームと同じ枠で扱うことにする
  • それが、『たくさんであることを利用する(HWE・集団構造化・FDR)』というまとめ方の意図
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