Decision Tool for Women with BRCA Mutations
- Decision Tool for Women with BRCA Mutations(こちら)の仕組みを確認したい
- こちらの論文
- 遺伝因子 BRCA1,BRCA2
- 乳癌リスク、卵巣癌リスクをもたらす、比較的まれな変異
- 乳癌発病前にできること
- 遺伝的リスク状態と予防的処置との組み合わせにより、どのような転帰がどのくらいの確率で生じるかをモンテカルロシミュレーションする
- 概要
- スクリーニング法・治療的処置が一般集団においてどのような効果をもたらすかの疫学データがある
- 特定の遺伝的リスクの保有者の年齢別発病リスクにそれを適用する
- 予防的処置の効果の投入
- 個々の情報
- 予防的乳房切除術:90%の乳癌発症減
- 予防的卵巣摘徐術:若くして摘除するほど乳癌発症リスクの減少効果が強い。3段階に分ける(〜40歳、40歳〜50歳、50歳〜)
- 予防的卵巣摘除術:80%の卵巣癌発症減
- BRCA1,BRCA2キャリアの年齢別乳癌・卵巣癌発症率は、いろいろな報告のメタアナリシスの結果から推定
- 予防的卵巣摘除術を受けた者と受けていない者との混成データから、予防的処置フリーの場合の年齢別発病率を推定している。推定にあたっては、5歳幅の年齢ビンを設定したうえで、その5歳幅亜集団における情報として報告されているので、5歳幅の中央の年齢の値をみなし、それ以外の年齢においては(たぶん1次)線形補間。得られるのは累積確率なので、それを年齢別発症率に変換した上で、その発症率に指数分布を想定…、と…。
- 結構、ざっくりしたやり方ですねぇ。信頼区間の話なども出てきていませんが…
- 予防的卵巣摘除術を受けた者と受けていない者との混成データから、予防的処置フリーの場合の年齢別発病率を推定している。推定にあたっては、5歳幅の年齢ビンを設定したうえで、その5歳幅亜集団における情報として報告されているので、5歳幅の中央の年齢の値をみなし、それ以外の年齢においては(たぶん1次)線形補間。得られるのは累積確率なので、それを年齢別発症率に変換した上で、その発症率に指数分布を想定…、と…。
- 片側乳癌後の第2乳癌発症に関するデータもあるので、それも使う。たとえばBRCA1変異保有者なら5年第2乳癌発病が27.1%、10年第2乳癌発病が43.4%など
- 乳癌のタイプ情報を入れて、それを予後予測に加味