2014-06-02から1日間の記事一覧

9 機械との闘い〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

機械が得意な予測と不得意な予測の原則 システムが単純で法則が単純だが、計算量が多い:コンピュータが得意 システム自体がよくわからなくて、データにノイズが多い:コンピュータのうまい使い方がよくわかっていない 不得手な分野に対する取り組み

8 間違いは減っていく〜ギャンブルとベイズ統計〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

ベイジアンと頻度主義(フィッシャー) 因果と相関 事前確率 ベイジアンってなんだっけ、そしてその位置@21世紀の入り口 事前確率が0/1でないとき、情報はいつかどこかへ収束させる

7 インフルエンザと予測モデル〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

指数関数的増加、幅付き予測の幅の広すぎること モデルのパラメタが「予測」のために観測できるものになっていないこと 自己成就預言と自己破壊予言 疫学の基本的問題は「予測を前提としたモデル」ではなく、「因果関係確認を前提としたモデル」であること(…

6 経済予測はなぜ当たらないのか?〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

カオス理論的難しさ 複雑性理論的難しさ データが疎であることからくる難しさ データを集める者、データを解釈する者、データ解釈を受け取る者がすべて当事者であって、中立であり得ないこと、それぞれの者が相互に関係があることからくる難しさ

5 巨大地震のシグナルを探す〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

いつ、どこでのprediction(予測) いつからいつまでに、どれくらいの確率で、のforecast(予想) モデルへの過剰適合 複雑性理論:単純なものが相互に作用するとき、何がどうおきるかに未知・不可解な動きが出る。カオス理論(初期値に敏感だが決定論的)とは違う…

4 天気予報〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

スーパーコンピュータ、行列区分、カオス理論 人間の力(視覚)を活用してはずれ値検出 予測の改善を目指すなら、予測の成否の評価尺度もしっかりと。それに沿って確かに改善している 「よい予測にもいろいろ」 予測にバイアスがないかを確認する術 範囲付きの…

2 キツネとハリネズミ〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

政治評論家も政治学者も「相当、予測が当たっていない」という事実 キツネとハリネズミ ハリネズミ:大きな1つのことを知っている・信じている(マルクスと階級闘争、フロイトと無意識) キツネ:たくさんの小さなことを知っている 予測において、キツネ > …

1 壊滅的な予測の失敗〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

バブル崩壊とその予見失敗、その後の経済政策のうまくいかなさ 不適切な思い込み、あり得ないことの思い込み リスク予測モデルの不適切さ→「想定外…」 影響の伝わり・広がりは増幅するが、そのことについての想定のなさ ことが起きた後、その影響が経時的に…

嘘ばかりを論文にする医学生命科学界:番外〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

John P. A. Ioannidisの命題 Why most published research findings are falseから。 "Corollary 1: The smaller the studies conducted in a scientific field, the less likely the research findings are to be true." スタディが小さければ小さいほど、…

序章〜ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

情報の人類史 (文字で)記録すること、書物、手コピー、印刷機、産業革命、インターネット、ビッグデータ 情報の広まりと情報管理・情報操作…情報の不正確さと情報の受けての処理の不正確さ 嘘ばかりを論文にする医学生命科学界(Why most published research …

ぱらぱらめくる『シグナル&ノイズ』

少し前のベストセラー(?)。「読み物」なので、コンセプトがわかりたい人向け(?)。ただし、「わかったつもり」になることが、この本で言うところの「危険」の根っこであることには要注意(〜わかったと思ったあなた・私が、「本という情報ソース」から、シグ…