人類の化石を思い出す



  • ヒトの化石について初めて習ったのは、中学の歴史の教科書だったような気がする。それ以来(四半世紀)、ほとんどまともにアップデートしたことがない
  • まずは、『社会見学遠足』レベルで、今の事情を垣間見ることにする
  • アメリカPublic Broadcasiting Service(PBS)ハンドアウト
    • その中で紹介されているヒト・類人猿の化石リスト
      • このリストをまずは、メモしてみる
        • Ardipithecus ramidus (ラミダス猿人)
          • もっとも原始的(primitive)なヒト科生物(hominid)。ヒトの祖先というよりは、チンパンジーに似ている。直立歩行(Walk upright)した可能性がある。ともに発見された化石から、森に住んだと考えられている。440万年前。化石は1992年発見。
        • Australopithecus anamensis(アナム猿人)
          • チンパンジー様の特徴を有する。顎骨は後代のヒト科生物よりも原始的な特徴を持つ。上腕骨はヒト様。頸骨(下腿の2本の骨のうち、太い方、向う脛を成す骨)の特徴から2足歩行(walk on two feet)と考えられる。420-390万年前。化石は1965年発見。
        • Australopithecus afarensis(アファール猿人)
          • 頭蓋が小さく、比較的大型の歯と咬筋を有する点はチンパンジーにしている。しかしながら、歯と下肢骨、骨盤骨がヒト様。身長は3.5フィート(107センチメートル)から5フィート(152センチメートル)。直立歩行(Walk upright)。350-290万年前。化石は1973年発見。
        • Australopithecus africanus (アフリカヌス猿人)
          • アファール猿人と類似するが、アファール猿人より脳が少し大きく、チンパンジーのそれよりわずかに大きい。犬歯がよりアファール猿人より小さく、臼歯がはより大きい。歯の磨耗具合から、果物・木の葉を食べたと考えられる。300-240万年前。化石は1924年発見。
        • Australopithecus robustus (スワート クランス猿人)
          • アファール猿人と同サイズと信じられている。より重く、より厚い頭蓋骨を持ち、顎と歯も大きく、咀嚼に適応した形状をしている。現世の類人猿(ape)と同様に頭蓋骨にはsagital crest(矢状稜{しじょうりょう}:頭蓋骨に前後に走る隆起線)がある。この隆起と顎骨とにかけて、咀嚼のための筋が付着する。210-160万年前。化石は1938年発見。
        • Australopithecus boisei (アウストラロピテクス・ボイセイ)
          • スタートくランす猿人に似るが、さらに頭蓋と歯が大きい。直立歩行。230-110万年前。化石は1959年発見。
        • Homo habilis (ホモ・ハビルス)
          • 初めて道具を使ったヒト("handy man")。原始的な石器("primitive stone tools")をはじめて作り、使用した。身長、約5フィート(152センチメートル)。体重、約100ポンド(45.4キログラム)。Australopithecusのいずれよりも脳は大きいが、後述のホモ・エレクタスよりは小さい)。240-150年前。化石は1960年発見。
        • Homo erectus (ホモ・エレクタス)
          • ジャワ原人("Java Man")はホモ・エレクタスのひとつ。ジャワ原人が最初に発見されたホモ・エレクタスの化石だが、以来、アフリカ・アジアの各地でホモ・エレクタスの化石は発見されており、広範囲に住んだ最初のヒト科生物と考えられる。頭蓋は原始的だが、他の骨格は現世人類("modern humans")に大変よく似ている。ただし、現世人類の骨の方がより厚く重い。おそらく、最初に火を使用したヒト科と考えられる。180-30万年前。最初の化石は1893年発見(ジャワ)。北京原人もホモ・エレクタス。
        • Homo sapiens (archaic)(ホモ・サピエンス 古代型)
          • 種としては、ここから、ホモ・サピエンス
          • ホモ・ハイデルベルゲンシスと同じ。ホモ・エレクタスより大きな脳をもち、現生人類よりも小さい。ホモ・エレクタスよりも丸みの強い頭蓋をしている。化石はアフリカとヨーロッパで発見される。50-20万年前。化石は1921年
        • Homo sapiens neanderthalensis (ネアンデルタール人)
          • 身長は平均5.5フィート(168センチメートル)。四肢は短く、寒冷気候によく適応していたと考えられている。厚く重い骨をもち、それに付着する強い筋を有していたと考えられる。現代人よりも脳が大きいがその形は前後により長く、前方が丸みを帯びている。23-3万年前。最初の化石は1856年発見。
        • Homo sapiens (modern) (ホモ・サピエンス 現代型)
          • 現世のホモサピエンスホモ・サピエンス・サピエンス("Homo sapience sapience"とも)。過去12万年間ほどの歴史を持つと考えられる。4万年前から、複雑な道具を、骨・動物の角・象牙・石・木から作った。また、彫りつけ・洞窟壁画などの芸術的活動も成した。12万年前から現在まで、最初の化石は1868年発見。
  • より詳しくはこのサイト
  • http://en.wikipedia.org/wiki/Human_evolution:title=Wikipedia(英語版)"Human evolulstion"]→Wikipedia(日本語版)がない・・・