Genetic interaction map, genetic hub genes



線虫の遺伝子相互関係マップから、遺伝子ネットワークの制御に重要な役割を果たすハブ遺伝子の存在が示唆された。ヒトを含む、高等生物にもハブ遺伝子の存在は予想され、その中には進化的に保存されている模様。複数の遺伝子の関連をネットワーク上でまとめているハブ遺伝子は、疾患形質と機能パスウェイとの関係を捉えるときの鍵となる可能性があり、ハブ遺伝子自体の多様性と形質多様性との関係も着目に値する。

Lehner, B. et al. Systematic mapping of genetic interactions in Caenorhabditis elegans identifies common modifiers of diverse signalling pathways. Nature Genet. 38, 896–903 (2006)