アンビバレント

モジホコリという粘菌は、迷路探索能力を発揮して、イグノーベル賞をとった(とらせた)生物ですが、それをタッパーに敷いた寒天培地上で活躍させてみた。
菌核を寒天培地上におき、霧吹きで湿らせて1夜空けると、華麗に黄色い姿を現した。
オートミールのかけらを置くと、寒天培地上を、探索部隊となる扇が巡回し、検出。しばらく、そこから栄養をとりつつ、探索扇は、その他の探索手を弛めない。
ぐるぐるタッパー上空間を回る。
梅干のシソの葉を置いたら、近くまで行ったが、丸く回避して進んだ。
バナナの甘皮は食べた。
写真は、菌核から起きて1週間後の姿。
ちいさなついたてはもちろんものともせず。
2つのオートミールの間で、アンビバレントな状態。
その他の観察事項としては、寒天培地とタッパーの間に入り込むなど、旺盛な探索能力を発揮していること。