X染色体の進化
常染色体との違いを総説
精子と卵子では成熟配偶子ができるまでの細胞分裂数が異なり、それが変異率に影響する(か)。
常染色体・X染色体・Y染色体では、それぞれ男性に保有されるか女性に保有されるかの期間比が異なるので、それぞれの変異率が異なってくる。
X染色体上の変異の淘汰は、女性ではDiploidとして、3ジェノタイプについてその適応度が決まるのに対して、男性では2ジェノタイプについて決まる。
変異には、性によって有利不利が逆のことがある。それを Sexual antagonismという。
Sexual antagonismのある変異は常染色体にあるか性染色体にあるかで淘汰の過程が異なる。
女性ではホモ・ヘテロがありえるのに対し、男性ではホモしかないので、優性遺伝・劣性遺伝などにも差が生じる。