情報高分子のコピー

熱学思想の史的展開〈1〉熱とエントロピー (ちくま学芸文庫)

熱学思想の史的展開〈1〉熱とエントロピー (ちくま学芸文庫)

  • 「熱とはエネルギーの移動の一形態」「温度とは理想的熱機関の効率で定義」「エネルギー・物質・情報がばらばらになること」
  • 熱力学の読み物を読みました。熱量は不変。エントロピーはばらつき。情報はエントロピー
  • 生命体が情報高分子のコピーを大量に作っているというのは、それに相当する熱量はどこへ?
  • 青々とした芝を燃やすのと枯れた芝を燃やすのとでは、有機物の燃焼としては同じだけれど、情報高分子の量としてはどうなる?
  • 生きているときの生体構成分子は個々の分子も分子の存在形式も情報を持つけれども、死ぬと情報がなくなる?そのときの熱量とエントロピーの精算はどうする?
  • これをミクロ分子で考えると分子モーターの話し?
  • 遺伝子とその周りについてくる卵細胞を構成する諸分子が達成できる何かの総量は情報学的エントロピーとして数値化可能?
  • 植物の「同化」と、は虫類卵が「地熱」を使って「孵る」ことは、エントロピーの固定と考えれば同じこと?
  • じゃあ、非線形的に、閉じた生命現象があったとき、その「閉じた中」で変化しているときは、「閉じている」範囲内で、生体とその環境の間で熱量不変・エントロピーの法則が成り立ちつつ、そこには勘定されない「外側」のエントロピーがあるってこと?それは、生体が死ぬときにさらにその外側とで精算される?精算されるときに、熱量が発生しにくいのは、別の生命体にそのエントロピーが取り込まれているから?生命情報量保存の法則?
  • さらに、じゃあ、ヒトが数学をやって、「無限」なことに関する法則(「自然数」という概念だけで無限を扱っている)を文化として持つっていうとき、これは、情報として1つのことなのか、無限のことなのかと言えば、無限は無理だろうから、1つのことということになる。では、情報量としてどれだけのものがあるのかわからないアナログなもの(絵とか)を生産するのはどういうこと?