センター試験と二次試験の間
週末にセンター試験があり、二次試験への出願を考える季節です。2段階方式の総合点での合否判定を絵で描いてみます。
第1段階の情報が得られた時点での、事後確率の計算です。
少しずつ情報を仕入れて、それに基づいて、先を予測するのは、医療現場での頭の使い方です。
さて。絵を描くのに考慮するべきは、(1)定員(2)倍率(3)第1・第2の得点分布(正規分布にしました)(4)第1・第2の得点の相関(5)傾斜配点など、第1と第2からの総合点の出し方、でしょう。
それらを総合的に考えつつ、今の時点では、『第1段階』の点は、わかる。『第1段階』の受験予定者の得点分布ももしかしたらわかる(受験産業からの情報)。
その上で、自分が『第2段階でどれくらいの点をとった上で、どれくらいの確率で合格するか』を想定したいです。
# 定員 N <- 1000 # 倍率 r <- 4 # 第一段階試験の平均とSD M1 <- 700 SD1 <- 10 # 第二段階試験の平均とSD M2 <- 500 SD2 <- 10 # 第一・第二段階試験の点数には相関がある # その相関をkで指定して、N*r人の第1・第2段階試験の点数(標準正規分布相当)を乱数発生 k <- 0.5 sigma <- matrix(c(1,k,k,1),2,2) Y <- rmvnorm(n=N*r, mean=c(0,0), sigma=sigma, method="chol") # 第1・第2段階の相関を確認 cor(Y) # プロットもする plot(Y) # 実際の試験の点にするために平均と分散とで調整 Z <- Y Z[,1] <- Z[,1] * SD1 + M1 Z[,2] <- Z[,2] * SD2 + M2 # 確認 apply(Z,2,mean) apply(Z,2,sd) cor(Z) # 第1と第2の点数比率 PQ <- c(2,1) # 比率考慮の点数 W <- cbind(Z[,1]*PQ[1],Z[,2]*PQ[2]) # プロットしておく plot(W) # 総合点 A <- apply(W,1,sum) # 合格判定 passed <- order(A,decreasing=TRUE)[1:N] col <- rep(1,N*r) col[passed] <- 2 # 合格者と不合格者を色分けしてプロット # 横軸が第一段階、縦軸が第二段階 plot(Z,col=col,pch=16,xlab="第1段階得点",ylab="第2段階得点",main="合否境界") # 合否ラインの傾きは、PQ 第1・第2の点数比率が決める # 合否別に第1・第2の点数分布を描く # 合格者の第1の点数分布 P.1 <- Z[passed,1] # 合格者の第2の点数分布 P.2 <- Z[passed,2] # 不合格者の第1の点数分布 F.1 <- Z[-passed,1] # 符号学者の第2の点数分布 F.2 <- Z[-passed,2] h <- hist(Z[,1]) h2 <- hist(Z[,2]) par(mfcol=c(1,2)) hist(F.1, col = "#0000ff40", border = "#0000ff", breaks=h$breaks,main="第1") hist(P.1, col = "#ff00ff40", border = "#ff00ff", breaks =h$breaks, add = TRUE) hist(F.2, col = "#0000ff40", border = "#0000ff", breaks=h2$breaks,main="第2") hist(P.2, col = "#ff00ff40", border = "#ff00ff", breaks =h2$breaks, add = TRUE) par(mfcol=c(1,1))