Infinite-sites model



Infinite-alleles modelでは、たとえば、次のような2つの変異をモデルに合致した変異とみなす。ATGC->AAGC, ATGC->AGGC。2つの変異は、それぞれ新規アレルを生んでいる。

Infinite-sites modelでは、塩基配列は非常に長いので、あるDNA部位には、1度しか変異が起きないという条件を加えている。したがって、ATGC->AAGC,ATGC->ATCCの2つは、それぞれ第2、第3塩基に変異が起きているのでInfinite-sites modelを満足しているが、Infinite-alleles modelを満足していた、ATGC->AAGC, ATGC->AGGC は、どちらも第2塩基に変異が起きているので、Infinite-sites modelを満足しない。Infinite-sites modelはInfinites-alleles modelを満たし、それよりも条件がきついモデルである。しかしながら、中立仮説において、頻用される。Infinite-sites modelでの多型箇所の相互関係と実測データのそれとを比較するのが、Mismatch distribution テストになる