改良する
HWDもLDも、SNPペアのジェノタイプの分布に従属性を発生させる要因である。
LDは、1パラメタにて9ジェノタイプ全体に及ぶ依存関係を発生させる。
HWDは、階層構造をなしており、個々のSNPについてヘテロとホモとの間のHWEからの乖離として定められる要素と、SNPの組み合わせによって新規に生じる、ヘテロとホモの間の独立からの逸脱として定められる要素とに分解できる。
まず、2SNPのアレル頻度をとする。
連鎖平衡(LE)の仮定において、4ハプロタイプの頻度は
このまま、HWEの仮定でジェノタイプ頻度を決めるとすると
連鎖不平衡を導入する。
この設定で、2SNPのアレル頻度は影響を受けない。
ここの4ハプロタイプの頻度についてはとした上で、と置くこともできる。
10ジェノタイプの頻度を表す。
のままとする。
6つのヘテロジェノタイプの頻度をを用いて
,と表すことにすると、
と書けて、この式は、1SNPのときに,と書けるのと対応する。ただしはFixation coefficient.
これを実行するエクセルはこちら。