曲線とか曲線上の運動とか
- 空間
- 多様体
- 曲線と曲線上の運動
- 曲線
- 上の1次元多様体に向きを付けたものを(向きのある)曲線とする
- は弧長パラメタを用いてと表される
- 曲線にはMoving frame(曲線上の点に定めた次元正規直交基底)を定めることができる。それをとすると、はこの曲線上の『基本的な運動』を表す。一般的な運動は次の項。
- 曲線をその通過領域によって分類する
- (点の)運動
- 曲線上の運動は、(時間tの間に進んだ曲線の長さ)という関係にあるパラメタによりで与えられる
- 曲線上の運動をその通過領域によって分類する
- 曲線上の運動は、曲線とその曲線上の距離に関する時間の関数とで定義されるので
- が単調な関数である場合には、被覆性・交叉性は曲線のそれと同じ。周回性については、経路については周回するが、運動自体が周期的になるとは限らない
- が単調でない場合には、線分上の領域について、交叉状態が連続する。であるような、周期的な関係にあるときには、曲線の性状によらず、運動は周期的となる
- 曲線上の運動は、曲線とその曲線上の距離に関する時間の関数とで定義されるので
- 曲線
- 多様体上の曲線と運動
- 曲線
- 運動
- この多様体が、であるとする
- 上の曲線の上の運動によって、が成り立つ
- 運動により個のが保存される
- 運動の通過領域に関する分類
- 運動による被覆領域の次元(1,2,...,k)
- 運動の自己交叉性
- 運動の周期性
- 連立偏微分方程式が定義する運動の集合
- 連立偏微分方程式は空間の運動を定義する(時間の前後について微分可能とする)
- はその定義域に関して、について、ただ一つの速度ベクトルを定める
- そのようにして定義された運動はその運動が乗っている曲線と、その曲線上の速さに関する関数とを持つ
- これを、と表すことにする
- 連立微分方程式が定める運動の集合をとする
- が定める運動を乗せている曲線の集合をとする
- 定義より
- はただ一つのに属している
- は自己交叉性がない
- はを覆っている
- 連立微分方程式が空間を(無限個の要素を持つ)集合にしているとみてもよい
- 連立偏微分方程式は、空間の分け方(にを加えたもの)とみなせる
- 特別なことがない限り、の空間被覆性(何次元か)はによらないとすると、は空間を何次元の要素に分割するかという属性を持つと考えられる
- このあたりから、不安な内容
- 今、空間に次元被覆の曲線を定義づける偏微分方程式があったとする。このときその曲線が個の保存量方程式によって定められる…
- 逆に、ある運動曲線が次元被覆であるとき、個の多様体に相当する保存量方程式(連立保存量方程式)があることになる…
- では、次元被覆する曲線とは
- 偏微分方程式が決める空間の集合要素化を考えるとき、アトラクタのようなもの(全空間上の点が、限定した多様体へと収束する。曲線の次元はであって、その終点がアトラクタ多様体に収束していくような、両端の閉じていない無限長の曲線の集合を構成するような偏微分方程式)も大変興味深い(こちらが関係記事)
- 明日の記事に続きます