地道な計算方法

  • ある集団のジェノタイプ頻度情報が与えられている
  • その集団において、ジェノタイプ情報つきの家系がどのくらいの頻度で存在しているかを計算する
  • 独立した座位は座位ごとに計算して、積をとる
  • 家系内には「集団から直接生まれた子」がいる
    • 家系内の「集団から直接生まれた子」とは、家系図で、親がない個人のこと。家系が「単名」の場合には、両親がいて、その両親が二人とも「集団から直接生まれた子」である場合に相当する
  • 「集団から直接生まれた子」は、集団に存在しうるジェノタイプのすべてを取りうる
  • そのような「集団から直接生まれた子」からスタートした家系の構成員のジェノタイプは、「集団から直接生まれた子」からアレルの伝達によって決まる
  • あるジェノタイプ情報つきの家系が「集団の子」である確率は、「集団から直接生まれた子」から、アレルが伝達されて、観察しているようなジェノタイプを持つ構成員となる確率である
  • 地道なアプローチ
  • すべての個人は、すべてのジェノタイプを取る可能性があると考え、そのすべての場合について、「起きえるか」「起きえないか」、「起きるとしたら、それはどのくらいの確率で起きるか」を計算する
  • 「起きるとしたら、どのくらいの確率」というのは、アレルの伝達が、50:50であることを利用して計算する
  • 50:50でないのは「集団から直接生まれた子」のジェノタイプ頻度であって、それのみである
  • そのようにして、すべての場合を確認した上で、「観察ジェノタイプ」に合致した場合を足し合わせればよい
    • 地道なので、わかりやすい
    • 大変だけれど、数え上げもいつかは終わる
    • 現実的な時間内には終わらない