駆け足で読む『ウェットウェア〜単細胞は生きたコンピューターである〜』
- 作者: デニス・ブレイ,熊谷 玲美,田沢 恭子,寺町 朋子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 単行本
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- 「細胞が自己についてどこまで知っているか」〜バーバラ・マクリントック(ノーベル賞受賞講演、1983)
- はじめに
- ウェットウェア
- ハードウェアとソフトウェアの中間
- 入力を処理して出力をする装置として生物・生命現象をとらえる
- 誰のために本を書くか
- 自分のために
- 溜めこんだ知識を整理してあげる
- ウェットウェア
- 第1章 利口な細胞
- 細胞の記憶
- 行動パターン
- 第2章 シミュレートされた生命
- 第3章 タンパク質のスイッチ
- (単)細胞がもつ、計算機素子としてのスイッチ
- 形を変えて、機能のオン・オフをするタンパク質〜アロステリックタンパク質
- 第4章 タンパク質のシグナル
- 第5章 細胞の配線
- タンパク質は入力に対して「反応」という出力を持つ
- 第6章 ニューラルネットワーク
- 神経細胞のネットワーク
- その自己学習システム
- 細胞内に神経系はないけれども、代わりにあるのは、分子が作る反応ネットワーク
- ネットワークは頑健性をもたらす
- 一部が壊れても対して変化しない
- 大事な仕組みは複雑なネットワークで頑健度が上がっている(か?)
- 第7章 細胞の意識
- 粗大な現象と微細な(分子レベルの)現象はつながっている
- 例えば呼吸
- 呼吸はどれくらい粗大になると「意識」されるのか…分子のレベルでも「意識」に対応する何かがある。「意識」の定義を変えればよいだけ
- 粗大な現象と微細な(分子レベルの)現象はつながっている
- 第8章 分子の変形
- RNA・DNA
- 配列の変化、進化、体細胞リアレンジメント
- 配列と形と機能
- 第9章 団結する細胞
- 細胞間の情報交換
- 自立する細胞
- 結果として集団に「粗大な行動」が起きる
- 周期性
- 粘菌の行動
- 第10章 遺伝子回路
- 発現調節
- 複雑系
- 損傷に強いシステム
- 第11章 ロボット
- よくできたロボット
- 何かを見落としている?
- 第12章 生命の本質
- 神経細胞のネットワーク
- 細胞は動けないけれど、可塑性がある(大きい)
- ダイナミックな入出力関数
- 第13章 ふたたびアメーバについて
- 周期的な環境変化が所与だと、その周期のどこにいるのかの情報を使うことは有利