フェノタイプの整理メモ 14 確率的に考える9

  • 右へ行くか左へ行くか、まっすぐ行くか
    • あるスイッチがあって、スイッチを右に倒すか、左に倒すか、倒さないか、という分岐は、一次元入力で(比較的簡単に)構成可能
    • 強い刺激が入れば右(第1の選択肢)、弱い刺激が入れば左(第2の選択肢)、どちらでもなければ、右にも左にも行かないけれども、現状維持するということは、今進んでいる道を進み続けることであって、その先には、第3の選択肢がある、というような場合
    • ジェノタイプの3タイプにもこのような場合がある。タイプAのホモはAの様相、タイプBのホモはBの様相、そしてABヘテロは、AとBとを併せ持つが、それのもたらす性質は、AとBとが直線上に並んでいなければ、第3の方向を作るし、AとBを併せ持つことが「外積」のようにAとBとが張る平面に属さない方向を示すこともあるだろう(たとえば、HLA分子による抗原認識のように)。また、抗原認識について言えば、多様度という尺度では、ABヘテロがAホモ、Bホモの多様度に比べて大きくなるという意味でも順序ある様相とは違う