消しゴム事件 さらに続く
- もう少し考える
- 情報が曖昧であるとき、何を指標にして、その情報を使うのがよいのか、と考える
- 今回のように「犯人探し」の場合には、「タイプが一致している」ことは「犯人である」ことの必要条件であって、十分条件ではない
- 十分条件ではない、ということは、「漏れなく、偽陽性率」がついてくる、ということである
- この「偽陽性率」を制御しようとしているのが、尤度・事後確率の考え方であるから、「適切な偽陽性率(今の場合は低ければ低い方がよいだろう)」を与えるような、「曖昧な情報の使い方」を決めればよい
- 今、複数の情報があって、その精度がいろいろであり、また、その情報を使うと、尤度比を上げることができるとする
- ここで、複数の情報に順番があって、並んでいるとする。1,2,3...,k番の情報
- それらは、正確である確率がr1,r2,...,rkであるという
- また、1,2,...,t番目までの情報を使うと、「このタイプであるという尤度」と、「このタイプではないという尤度」がpt,(1-pt)になるとする
- このようなとき、単純化して(細部を省略して)考える
- 結果は十分に「(偽の)感度」が高いので、結果が出て、合致しさえすれば、「犯人扱い」されるとする
- そのようなとき、「真犯人」である確率(True positiveである確率)はr1r2...rt x pt で偽陽性である確率は1-r1r2...rt x pt
- この値を制御するのがよいのではないだろうか