S-system

  • S-systemは
    • \frac{d X_i}{dt} = \alpha_i\prod_{j=1}^k X_j^{g_{ij}} - \beta_i \prod_{j=1}^k X_j^{h_{ij}},\alpha, \beta \ge 0 なる連立微分方程式を満足する系である。
    • 化学反応系・その制御ネットワークを模したモデルとなっている
    • たとえば、化学反応式があれば、その左辺と右辺とに対応して、確率変数の増減項が登場し、また、正・負のフィードバックが増減項に登場する
    • 第2項は自然分解の項であることも多く、そうでなければ、化学反応で消費される場合に相当するので、自身が入っている(のが普通)
  • S-systemの例
    • \frac{dX_1}{dt} = 12 X_3^{-0.8} - 10 X_1^{0.5}
    • \frac{dX_2}{dt} = 8 X_1^{0.5} - 3 X_2^{0.75}
    • \frac{dX_3}{dt} = 3 X_2^{0.75} - 5 X_3^{0.5}X_4^{0.2}
    • \frac{dX_4}{dt} = 2 X_1^{0.5} - 6 X_4^{0.8}
  • これを時系列観測データから「逆問題として解く」のにいろいろな方法があるそうだ(こちら)