何が基礎知識か
- このブログからできた本に関して、前提知識として要求されている内容のリストとして、こちらによくまとめていただきました。
- その通りだと思います。ありがとうございます。
- あえて付け足すとすれば、グラフ理論もイメージが持てる方が良いかもしれません。
- 挙げられた内容のそれぞれについて、本を読んだ方がよいと思われる事項については、参考書を本の冒頭で紹介しました(特に啓蒙書の場合)。
- 参考図書を挙げていない事項については、成書で読むというより、Wikipedia等で、概念をつかめばおそらく十分だと思っています。ただし日本語版Wikipediaは記載が薄いので、英語版Wikipediaの分量についてイメージできると良いとは思います。
- 数学的素養としては、高校数学(1986年高校卒の世代の…)で大丈夫だと思うのですが、どちらかと言えば、式変形ができる、問題集が解ける、というよりは、どうしてそういう風にすることになっていたのか、というような点、高校の先生が各章の初めなどに説明した(かもしれない)概論的なこと、参考書だったら、「解き方」ではなく「考え方」として書かれていた部分が、腑に落ちることが良いかもしれないです。
- ただ、そのすべての関係領域を理解しないといけないか、というと、それを強要するつもりで書いたわけではなく、「あぁ、そういうところにつながっているんだ」ということを了解してもらって、「そういうところ」を調べてみるきっかけになれば、それで本の目的は達したものと、思っています。また、関係領域のことをよく知っている人が本をめくったときに、「あぁ、自分の専門領域が遺伝の分野に応用されているんだ、自分の(関係領域の)知識を遺伝学に応用することも、面白いかも」と思うことが少しでもあれば、別の面で、本の目的は達成されたものと思います。