駆け足で読む『確率論と私』
- 作者: 伊藤清
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: 単行本
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- I 忘れられない言葉
- 忘れられない言葉
- 「哲学とは宇宙の原理、原則を研究する学問なり」
- 数学の研究を始めた頃
- 確率変数の定義(コルモゴロフ)
- 確率過程の登場(レヴィ)
- 「自分の問題」「自分の体系」
- 直観と論理のバランス
- そのバランスが崩れて、冗長な、自己満足のための講義になる
- 忘れられない言葉
- II 数学の二つの柱
- III 数学の楽しみ
- IV 確率論とは何だろうか
- 確率論の歴史
- 数学は形式
- パターン
- 集合論
- そして確率論
- 組合せ確率論から測度論的確率論へ
- コルモゴロフの測度論的確率論によって確率論の公理化に終止符
- コルモゴロフの数学観と業績
- コルモゴロフによる高校数学の講義
- 数学とは「実世界における数量関係と空間形式の科学」
- 数学の応用の二つの傾向
- 「研究対象(現象)の形式だけをひき離して、この形式を論理的に解析する」
- 「既に確率された形式に合致しない『現象の面』を明らかにして、もっと柔軟性があって、『現象』をもっと完全に包み込むような新しい形式へ移行する」
- 数学の適性
- 大学の数学教育でのよい教師
- 講義がうまい
- 他の科学分野の例を引いたりして、うまく学生を引き付けられる
- 秩序だった説明と広い数学の知識で学生を引き付ける
- 個人教授にすぐれている(特にこれ)
- 個々の学生の能力をよく見きわめて、その能力の範囲で仕事をさせ、学生に自信をつけさせる
- その他
- 関数解析を、日常の道具として自由に使えるように教育すること
- practical workを重視すること
- 講義がうまい
- 確率論の歴史
- V 確率論と歩いた60年
- VI 思い出