駆け足で読む『曲線とソリトン』その2
- こちらの続き
- 作者: 井ノ口順一
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
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- 7. 進行波解の定める曲線
http://www.genome.med.kyoto-u.ac.jp/StatGenet/lectures/2010/cndnWave.mp4
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- 以下がこの動画を描いたRソース
- ellipticパッケージには複素積分用の関数が用意されている
- myintegrate()は実部に関する積分関数
- 関数と積分範囲を与える
- 楕円函数の第1種、第2種完全積分とか、以下で定義しているmyf():ヤコビのイプシロン関数(これはdnの2乗の積分)とかを計算してくれる
- 教科書のkの与え方とそれに対応する図(p55,p57)と、以下のソースのkの値の与え方と描かれる絵に対応が取れていないので要注意
- dn波の場合には教科書のkをk^2/2と読み替えるとだいたいよさそう
- cn波の場合には教科書のkをk^2と読み替えるとだいたいよさそう
- k=0.9089...もしくはその二乗はオイラーの8の字を与える
- 以下がこの動画を描いたRソース
本の著者の井ノ口先生より、Mathematicaをはじめとする数理ソフトでは"楕円関数の母数が「数学・物理での定義」と異なりk^2を用いた入力に なっていますので、k^2と読み替えれば正しいです"とのコメントをいただいたので"k^2"と思って図を描けばよいようです。 ---ありがとうございました。
myE<-function(t,m){ myf<-function(x){ dn(x,m)^2 } ret<-rep(0,length(t)) for(i in 1:length(ret)){ ret[i]<-myintegrate(myf,0,t[i]) } ret } myu<-seq(from=-20,to=20,by=0.2) xlim<-c(-10,10) ylim<-c(0,20) filecounter<-1001 filenameRoot="dncn" filenameFoot=".png" #ks<-1/2^(1/(seq(from=0.5,to=10,by=0.5))) ks<-seq(from=0.1,to=0.9,by=0.1) ks<-c(1/2,1/sqrt(2),0.9,0.75,0.8535,0.95,0.9089) ks<-c(0.05,ks^2/2,ks^2,0.95) ks<-sort(ks) # dn波解 for(i in 1:length(ks)){ k<-ks[i] a<-1/sqrt(1-k^2) b<-1 x<-myu-4*a/(sqrt(a^2-b^2))*(a*myu/2-Re(myE(a*myu/2,k))) y<--4*a/(sqrt(a^2-b^2))*(dn(a*myu/2,k)-1) filename<-paste(filenameRoot,filecounter,filenameFoot) png(filename) maintitle=paste("dn_k=",k,"_sqrt(k)=",k^0.5,"_sqrt(2k)=",sqrt(2*k)) plot(x,y,type="l",xlim=xlim,ylim=ylim,main=maintitle) dev.off() filecounter<-filecounter+1 } # cn波解 for(i in 1:length(ks)){ k<-ks[i] a<-sqrt(1/k^2-1) b<-1 x<--myu + 4/sqrt(a^2+b^2)*Re(myE(sqrt(a^2+b^2)/2*myu,k)) y<--4*k/sqrt(a^2+b^2)*(cn(sqrt(a^2+b^2)/2*myu,k)-1) filename<-paste(filenameRoot,filecounter,filenameFoot) png(filename) maintitle=paste("cn_k=",k,"_sqrt(k)=",k^0.5,"_sqrt(2k)=",sqrt(2*k)) plot(x,y,type="l",xlim=xlim,ylim=ylim,main=maintitle) dev.off() filecounter<-filecounter+1 }
- 8. ベックルンド変換
- 9. ダルブー変換
- 非線形波動を対象にKdV,mKdV方程式を扱っている中で、ポテンシャルとも関係する形で見つけられたのがダルブー変換
- 解の多重性と関係する
- 10. 広田の方法
- 多重ソリトン解をもたらす別法
- 11. いろいろな幾何学
回転も。
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- クライン幾何
- 集合Xと群Gがあって、なるは推移的群作用だが、このの性質を調べることをクライン幾何と言う。『Gを変換群としXを表現空間とするクライン幾何』と。
- ユークリッド幾何はが合同変換のとき(距離不変。点・直線・角・距離・面積が不変)
- 相似幾何はが相似変換のとき(距離定数倍。点・直線・角が不変、距離・面積は変化する)
- 等積幾何はが等積変換のとき(面積不変。(点・直線)・面積が不変、角は不変ではない)
- アフィン幾何はがアフィン変換のとき。アフィン変換は等積変換の拡張されたものともいえるが、点・直線が不変、距離・角度・面積は不変ではない)
- 12. 等積幾何
- 13. 相似幾何
- 14. メビウス幾何
- A. 展望 可積分幾何へ向けて
- 曲線の微分位相幾何
- 曲面のベックルンド変換
- 差分幾何