正単体座標系で分割表を空間配置する
- 昨日の続き
- 昨日の正単体座標系では、重心を中心とする正単体頂点の位置ベクトルを用いて、和の固定された変数のセットを次元空間の点に対応付けた
- 今日は、周辺度数が固定された2次元分割表(分割表)の個の変数のセットを次元空間に対応付けるような「正単体組み合わせ座標系」を導入する
- 変数の正単体座標系では、変数の数のベクトルを、自由度次元の空間に配した
- 分割表では個のベクトルを次元空間に配することとする
- 分割表では、すべての行とすべての列との和が固定されている
- したがって、個のベクトルを次のようになるように配したい。なお、そのように配することができるかどうか(できるのだが)は、後回しとする
- 任意の行の個のセルに対応する個のベクトルは、原点を中心とする単位球に内接する正単体の頂点となること
- 任意の列の個のセルに対応する個のベクトルは、原点を中心とする単位球に内接する正単体の頂点となること
- このような個の次元ベクトルがあるとき、ある周辺度数()を満足する分割表を次元空間の原点に対応づけるとする
- このとき、同じ周辺度数を満足する任意の表はに対応付けられる
- これはの部分空間であるのへの1対1対応づけと言える