ぱらぱらめくる『The Challenge of Developing Statistical Literacy, Reasoning and Thinking』

  • 『統計する』っていうのは、結局、データのすべてを見せても仕方がないから、一部を見せるわけだけれど、『どう見せるか』と『見せられたものをどう読むか』に尽きるのだけれど、これを『教える』となると難しい
  • それに関する本をぱらぱらめくってみる

The Challenge of Developing Statistical Literacy, Reasoning and Thinking

The Challenge of Developing Statistical Literacy, Reasoning and Thinking

  • 目次
  • 第1部
  • 第2部
    • 6. データ解析における理にかなった理解
    • 7. 分布について理にかなった理解をすることを学ぶとは
    • 8. ノイズのある過程から読み取れる安定した特徴としての平均とは何か
    • 9. ばらつきに関する理にかなった理解
    • 10. Covariationに関する理にかなった理解
    • 11. 大学生レベルの正規分布に関する理にかなった理解
    • 12. 標本についての理にかなった理解ができるようになること
    • 13. 標本分布についての理にかなった理解
  • 第3部
    • 14. 小学教師にとってのデータの統計学的理解
    • 15. 中学教師にとっての2群の比較における統計学的理解
    • 16. 大学生が統計学的思考を発達させるのを手助けするための指導課程デザインの原則
    • 17. 統計学リテラシー・合理的理解・思考に関する諸課題と解決法に関する研究
  • 1. 統計学リテラシー・理にかなった理解・統計学的思考についての概論
    • リテラシーとは
      • 統計学的な情報や研究結果を理解する基礎的スキル。データを包括的にとらえてまとめ、適切な図表を用いて表現できること・それらを理解できること。またそれを遂行するための基本的な語彙を持ち、確率・ばらつき・不確実性などに関する概念の理解。
    • 統計学的に合理的な理解とは
      • 統計学的情報から、その統計学的な意味を読みとり、統計学的な文脈で理解すること。確率過程・不確実性などの文脈で理解すること。
    • 統計学的思考とは
      • そもそも、どうして統計学的にデータを取り、解釈するのかについての理解をし、また、どのような方法でそれを実行するかについて理解すること。標本をとることと、それに基づいて推測するとはどういうことかに関する理解を含む。また、統計モデルとは何か、それを用いることと統計学的思考との関係がわかる。統計学的情報を用いて、推測、研究、合理的判断を下すとはどういうことかがわかる。
  • 4. 数学的に理にかなった理解と統計学的に理にかなった理解の比較
    • 数学を用いて概念として理解することは、比喩に落とし込むこと
    • 統計学的な理解も数学的理解と重なる点はあるが、違いは
      • 標本に基づくこと
      • 状況に応じて変わること(条件付き)
    • 推定に幅がつくことも統計学
  • 5. 統計学的に理にかなった理解ができるようになる発達のモデル
    • いわゆる、ヒトの発達段階とか、教育学的見地からの至適カリキュラムとか、そういうスタンスの話
  • 後の章はだいたい表題から予測できることなので割愛