私のための量子力学メモ3 自分の躓きを整理する
- こちらやこちらで量子力学のことをメモしている。その続き
- ハミルトニアン、エネルギー保存の法則、運動量・位置座標、最小作用の法則、運動方程式
- 量子力学での3つのもの
- 状態、物理量、観測値
- 量子力学での状態とブラケットベクトル
- 量子力学での物理量と演算子
- 量子力学での観測値
- 系の時間発展、シュレーディンガー方程式、波動関数、指数関数(三角関数・複素関数)が出ること
- 状態が離散的になること〜調和振動子を例に〜
- 状態移行を表す行列
- ベクトルで表された状態を推移させる行列は状態推移行列
- 調和振動子ではエネルギー状態を一つ上、一つ下にそれぞれ変えることに相当する行列があり、ladder operatorと呼ばれる
- 演算子〜物理量〜を行列で表す
- 調和振動子のエネルギー状態は、1/2,3/2,5/2,...に比例した値となるが、それに対応する行列は対角成分がその値であるような行列であって、対角成分のみのものとなる
- この演算子を状態ベクトルに作用させれば、エネルギーの期待値がスカラー値として出ることはすぐわかる
- エネルギー(ハミルトニアン)は運動量と座標でできていたが、運動量、座標それぞれが物理量でそれに対応する演算子〜行列もあって、それは、対角成分がない対角より一つ上と一つ下の斜め成分のみがあるような行列である(こちら)
- 座標と運動量とが作るエネルギー項はどちらも座標・運動量の二乗の項だが、それに相当する演算子〜行列もある
- それを状態に作用させると、ハミルトニアンを作用させたときの半分がどちらからも得られるが、それは「期待値としてのエネルギーは、期待値としての運動エネルギーと期待値としての位置エネルギーとの和であって、運動と位置とのどちらが多いかは情報がないので、等分されている」という意味合いになる(こちらも)