メモ
- 確率密度関数⇔特性関数 (フーリエ変換、双対、
)
- キュムラント母関数は、2つの定義(こちら)
積率母関数の自然対数
特性関数の自然対数
- いずれも、確率変数のモーメントを保持している
- 指数型分布族の場合、log-partition 関数(正規化項に対する関数,
)は、キュムラントの性質を持つ(こちら)
と書けるが、
- また、情報幾何的に、
座標系に対応する
座標系は
- (おそらく)
となっており、これは、
の特性関数
- 一方、確率変数のカーネル平均も確率変数のモーメント母関数(モーメントを保持している関数のことであって、モーメント母関数ではなくて、特性関数か?)になっているそうである(こちら)
- カーネルが
のとき、カーネル平均は
となり、これはまさに確率変数
のモーメント母関数。ただしこのカーネルは、xとyとの違いに応じて値が決まる関数ではないので、いわゆる、分布の異同を考えるときのカーネルとしては不具合がある。ただし、二つの分布が斉しいかどうかは、すべてのモーメントが同じかどうかで判定ができるし、特性関数が同じかどうかで判定ができることからもわかるように、カーネルがモーメントの無限級数に対応していること、分布がそのような1つの関数に1対1対応することの意味はこの例からもわかる
- 実際、分布の違いを考えるときのカーネルはガウシアンカーネル
のようなものであるが、これに対応する
はモーメントに関する無限級数列として書けることから、2つの分布の違いを考えるのに好適なカーネルである
- また、カーネルはガウスカーネルのように無限回の微分ができるものを使えば、すべての分布を完璧に記述できる(無限次元パラメタ化〜ノンパラメトリック)のに対し、多項式カーネルは有限回しか微分ができないので、その範囲での異同しか表せない
- ここまで
と、モーメント母関数で話をしてきたが、モーメントがあるかどうかの心配をするなら、特性関数
を使っておき、それにモーメント情報・分布の一意性情報を持たせるのがよさそう(こちら)
- ガウシアンカーネルは
- 書き換えると
->
が標準化されているとき、
部分だけが問題となり、これは
に対応していて、これは、モーメント母関数に対応している〜