標的は何?

  • そろそろ入試の季節
  • 入試で「よい学生」を取りたいとの思いがどこの大学も強い
  • 「よい学生」というのも定義が必要だ
  • 個人としての学生の「よさ」
    • 「卒業して、最終的にヒトカドの人物になる」ことをもって「よい」とする?
    • 「入学から卒業までのプロセスで獲得する成長」が大きいことをもって「よい」とする?
    • 「入学時点での到達度の高さ」をもって「よい」とする?
  • 集団としての学生の「よさ」
    • 上記の3つの「よさ」の基準のうち、前2者は「成長過程」を考慮しており、「成長」は個人のみからは決められないので、難しい
    • 成長過程での環境(機関としての大学、選抜される他の個人と形成する集団)の影響を受けるから
  • 「入試のよさ」も同様だ
    • 個人の「よさ」の算術平均の高さを狙うのか、中央値の高さを狙うのか、上10パーセンタイルの高さを狙うのか、下10%の高さを狙うのか、外れ値が出ることを狙うのか
  • 公平であることはやはりよいこと
    • 機会公平
    • 尺度一律
  • 尺度一律試験 with 複数科目
    • 複数科目試験の単純和(sum(x))がよい尺度?
    • 単純和を尺度とするのは、「等高線の引き方」の一つのやり方に過ぎない
    • 一芸入試は、max(x)
    • sum(x)とmax(x)との2つを併用すると「二重基準」になるが、その二つを滑らかにつなぐ等高線を作れば、「尺度一律」