成否帰結の2択〜1番になるための戦略の一般型
- 昨日の記事は一番じゃなきゃ、だめなんだ、の戦略の一般型の話
- もっとも単純な決断である、「帰結は成否の2通り」x「選択肢は2つ」の場合を、一般型で表現してみる
(選択肢)
(帰結)
(生起確率密度分布の集合)
- 観察
であって、
である
- ここで
の要素は
の4通りになるので、この場合の観察
は、4つの非負整数の組
と書き直せる
- ここで
- 今、ある観察
のもとで、ある選択肢
の帰結生起確率密度分布が、
である尤度(を
全体の和が1となるように調整したもの)
とするのが2項分布の共役分布ベータ分布を用いたモデル
- 同時分布は
な空間に関する確率密度分布になっている(
)
- この空間を次のように排他的に分割する
のようなベクトルに対して、次の関数は必ず
の部分集合(ただし空集合を除く
)を対応づけるものとする。
- とくに、この場合については、
が比較的簡単なアルゴリズムで数値解法的に(ベータ分布を計算するのと同レベルの簡単さで)求まることはここに示した。