成否帰結の2択、ただし、帰結は選択肢別にありがたみに差がある、の要点
- 単純な決断である、「帰結は成否の2通り」x「選択肢は2つ」の場合ではあるが、選択肢0での成功は選択肢1での成功よりありがたく、選択肢0での失敗は選択肢1での失敗よりありがたく、選択肢1での成功は選択肢0での失敗よりありがたい、というような場合
- 治療法が2つあり、治る方が治らないよりよいが、どうせ治るなら費用が安い方がよい、というような場合
(選択肢)
(帰結)
(生起確率密度分布の集合)
- ただし、
のときは
、
のときは
と限定されているので、
- ただし、
- 観察
であって、
である
- ここで
の要素は
の4通りになるので、この場合の観察
は、4つの非負整数の組
と書き直せる
- ここで
- 今、ある観察
のもとで、ある選択肢
の帰結生起確率密度分布が、
である尤度(を
全体の和が1となるように調整したもの)
、
とするのが2項分布の共役分布ベータ分布を用いたモデル
の確率で
が選ばれ
の確率で
が選ばれるから
のとき
のとき
のとき