常微分・偏微分、形、有限次元・無限次元

  • こちらに、トポロジー的に球面であるものに関する資料を置いた
  • 雑多な感じがするが、どういうつながりなのかと考える
  • 常微分方程式は、ある連続変数tが1個あって、複数の要素X1,X2,...がtの関数になっていて、Xiのtに関する変化(増減)がXi同士、Xiのt微分同士でルールづけされている様子を表す
  • それに対して、偏微分方程式では、連続変数が複数(t1,t2,...)あって、複数の要素X1,X2,...(1個の要素でもよく、それだけでも大変)がt1,t2,...の関数になっていて、Xiのt1,t2,...に関する変化を偏微分で表して(tiに関する変化をtj(j!=i)で条件付けしたもの)がXi同士、Xiのtiの偏微分同士でルール付されている様子を表す
  • この世のことを考えるときには、tは時間であることがほとんどで、t1,t2,t3,t4は、t1が時間、t2,t3,t4が空間3次元であることが多い
  • 3次元空間+1次元時間における、質点・質点群・剛体・剛体群の関数表現は質点…剛体群を表す関数が有限個(質点1個当たり、位置を表す座標3変数、剛体の場合はそれに加えて向きを表す3変数)あって、それらについて時間微分だけを考えるから常微分方程式
  • 3次元空間+1次元時間における、紐、布、変形する立体の関数表現は、空間に関して連続しているので偏微分方程式。これは、2次元空間にある紐を媒介変数t2で表し、x(t2),y(t2)をその紐上の点の位置とし、それの時間変化を追うときにはx(t1,t2),y(t1,t2)となって、x(t1+dt1,t2),x(t1,t2+dt2),x(t1+dt1,t2+dt2)を考えるときに偏微分することになることに対応する
  • 後者では、紐の媒介変数t2が連続変数なので、質点…剛体群的な意味では、無限の質点に関する無限の相互作用を扱うこととなり、それが、「偏微分方程式」は「configuration space的に無限」という
  • 統計でよくあるY~Xiのような形は、Xiが質点…剛体群系列の考え方であるから、基本的に常微分方程式的な力学系決定論的因果関係に乱雑項を考慮したものである
  • 偏微分方程式的なものは、このような考え方ではうまくいかないわけで、波の方程式(波動方程式)、拡散方程式などのように、状態を表現する関数を見つけることになる。その領域に強いのは数値解法(解けないことも多いから)。それに乱雑項を入れるとランダム・フィールドとかになる
  • 形の解析は、空間に関して連続であるので、偏微分方程式だし、物理系・数値解析系の手法と相性がよい
  • そのあたりの背景説明をしているのがこちらで、要約すると…
  • 具体例
    • 拡散や流れ(物理的な流体、お金の流れ、遺伝子の空間移動、インターネット上の情報の流れ、球面で考えるのが地球物理的な流体力学、特に層流・乱流)
  • よく知られたアイディア
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  • 比較的最近の研究成果は:

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